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更新: 25週 2日前

第14回新機械振興賞、表面改質関連でJFEスチールとトヨコーなどが受賞

2017年1月6日(金曜日)

 機械振興協会は、機械工業にかかわる優秀な研究開発およびその成果の実用化によって機械工業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業などを表彰する「第14回新機械振興賞」を発表した。表面改質関連では、機械振興協会会長賞にJFEスチール「表面処理鋼板の非接触通板制御装置」、審査委員長特別賞にトヨコー、光産業創成大学院大学「レーザー光による塗膜除去装置」が選定された。受賞業績は以下の通り。

JFEスチール「表面処理鋼板の非接触通板制御装置」

 溶融亜鉛めっき鋼板は、自動車など幅広い分野で使用されている。そのめっき処理は、圧延されたベルト状の鋼板を溶融亜鉛で満たされた容器内を通すことで行っているが、亜鉛浴直後にある鋼板を支えるためのロールに亜鉛が付着し、それがロールの回転で飛び散り、製品に品質欠陥が生じていた。同社では、鋼板のサポートを電磁石として非接触化を試みたが、シングルコイルの電磁石では良好な制御ができなかった。本業績では、一つの鉄心に特性の異なるコイルを重ねて巻き、互いのコイルによる干渉を防止する回路を組み込むことで良好な制御を実現した。

トヨコー、光産業創成大学院大学「表面処理鋼板の非接触通板制御装置」

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SCREENホールディングス、冷間鍛造部品向けの外観検査技術を開発

2017年1月6日(金曜日)

 SCREENホールディングス( http://www.screen.co.jp )は、変速機をはじめとする自動車の基幹部に使われる冷間鍛造部品向けの外観検査技術を開発した。この技術は、これまで困難とされていた数十µm単位の微細な欠陥の自動検出が可能なため、安全性が重視される車載用冷間鍛造部品の生産性と品質の向上に寄与するという。同社では、今後、同技術を搭載した検査装置の開発を進めていく。

 同社は、半導体やプリント基板関連の検査装置で培った外観検査技術に加え、独自の撮像・画像処理技術を応用し、冷間鍛造部品の外観検査技術を開発した。独自開発の光学系システムと高精度の検査アルゴリズムを採用し、目視では検出が困難な数十µm単位の微細な欠陥を8で検出可能。また、潤滑剤や防錆処理に起因する冷間鍛造特有の表面ムラを、同社独自の画像処理技術で消去し、過検出を抑制する。さらに、光学系センサーを複数配置することによって、視認が困難だった等速ジョイントの接続部品であるアウターレースの内側も検査可能となった。

 同社は、今回開発した検査技術について、2017年秋頃の市場投入に向けて装置化を進めており、すでに販売を開始している熱間鍛造部品向けの外観検査装置「IM-3100」と併せ、目視に代わる自動外観検査装置のデファクトスタンダードを目指す。

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メカニカル・サーフェス・テック2016年12月号「DLCコーティングの最新動向」発行!

2016年12月26日(月曜日)

 表面改質&表面試験・評価技術の情報誌「メカニカル・サーフェス・テック」の2016年12月号「特集:DLCコーティングの最新動向」が小社より12月22日に発行された。特集内容は以下のとおり。

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高機能トライボ表面プロセス部会、第6回例会を開催

2016年12月26日(月曜日)

 表面技術協会 高機能トライボ表面プロセス部会は12月16日、名古屋市中村区のウィンク愛知で、「第6回例会」を開催した。今回は応用物理学会 プラズマエレクトロニクス分科会 新領域研究会との共催で開かれた。

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東ソー、めっき排水などで重金属を高性能に捕捉できる処理剤

2016年12月16日(金曜日)

 東ソー( http://www.tosoh.co.jp/ )は、重金属類の排水規制値が強化されたことを受け、カドミウムや水銀などの重金属を高性能に捕捉できる排水用重金属処理剤「TX-55」を開発した。

 従来の排水用重金属処理剤は、重金属捕捉能が低く、作業時に有毒な硫化水素ガスが発生する等の課題があったという。同品は、排水中の重金属類を効率的に不溶化して除去する。また、作業時に有毒な硫化水素ガスの発生しないことも特徴の一つ。すでに各種工業排水において使用されているという。

 同社では、めっき排水や石炭発電所(脱硫排水)、汚染土壌処理(洗浄排水)、ゴミ焼却場向けに販売を行っていく。

理研など、シリコン基板上に窒化アルミニウム高品質結晶を成膜

2016年12月16日(金曜日)

 理化学研究所 光量子工学研究領域テラヘルツ研究グループ テラヘルツ量子素子研究チームの平山秀樹チームリーダー、ティン・トラン国際特別研究員、前田哲利技師、定昌史研究員らの研究チームは、シリコン(Si)基板上に窒化アルミニウム(AlN)半導体の高品質結晶を成膜することに成功した。従来よりも安価かつ高効率で発光する深紫外LEDの実現につながる成果だという。

 深紫外LED(波長200~350nm)は、殺菌・浄水、空気清浄をはじめ、医療、樹脂硬化形成・接着、印刷など非常に広い応用分野での利用が期待されている。しかし、これまでの深紫外LEDは、LED内部で発光した光を外部に取り出す効率が低く高価なため、普及が進んでいなかった。製造コストを下げるには、安価で大面積なSi基板上に半導体材料であるAINを成膜することが考えられるという。しかし、AIN膜表面にクラック(裂け目)が発生し、貫通転位密度(結晶のずれの密度)が高くなるため、LEDの発光層の発光効率が低下するといった問題があった。

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不二WPC、「超絶 凄ワザ!」滑らせ対決でNIMSに勝利

2016年12月16日(金曜日)

 不二WPC( http://www.fujiwpc.co.jp/ )は、NHK総合テレビの番組『超絶 凄ワザ!』の「究極の滑~るBAR対決」(11月12日、11月19日放映)で物質・材料研究機構(NIMS)と対戦、潤滑下、無潤滑下の両条件で勝利した。

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2016日本ダイカスト会議・展示会を開催、ブラストなどの表面改質技術が出展

2016年12月16日(金曜日)

 日本ダイカスト協会主催の「2016日本ダイカスト会議・展示会」が11月24日~26日の三日間、横浜市西区のパシフィコ横浜で開催、展示会では132企業・団体が出展した。

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アントンパール、800℃対応のナノインデンテーション試験機を開発

2016年12月5日(月曜日)

 アントンパール・ジャパン( http://www.anton-paar.com/jp-jp/ )は、アントンパール社の開発した800℃まで正確に測定できるナノインデンテーション試験機「UNHT3HTV」の取り扱いを開始する。

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パーカー熱処理工業、拡張可能なセル式コンパクト・低圧浸炭・浸炭窒化炉

2016年12月5日(月曜日)

 パーカー熱処理工業( http://www.pnk.co.jp/ )の設備営業部は、従来のICBPの技術を導入したグロス100kgの新型低圧浸炭・浸炭窒化炉「ICBP NANO」の販売を開始した。ピット不要で生産ラインに直接統合でき、機械加工と熱処理の間のフローを簡略化できる。

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トライボコーティング技術研究会、28年度第4回研究会を開催

2016年12月5日(月曜日)

 トライボコーティング技術研究会は12月2日、東京・青海の東京都立産業技術研究センターで、「平成28年度第4回研究会」を開催した。

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クオルテック、低温タイプの無電解ニッケルめっき液開発

2016年12月5日(月曜日)

 クオルテック( http://www.qualtec.co.jp/ )は、低温タイプの無電解めっき液「クオルニックLT」を開発した。低温で効果的に錯形成する錯化剤を用いることで、浴温90℃で使用される従来品と比べて同等以上の析出速度を保ちながら、標準で70℃まで浴温を下げることに成功した。

 同社によると、低温浴によって昇温時間が短縮、光熱費は30%以上削減できるという。また、析出性に優れ、低温浴でも析出速度が従来の1.5倍に向上した。さらに、浴安定性に優れ、連続使用が可能で、優れためっき皮膜が得られることが特徴。

 同社では、鉛フリーと重金属フリーの2種類を開発。めっき業界、表面処理の薬品商社、金属加工業向けなどに2017年から販売していく。今後、さらに低温の60℃を目標に開発を継続していくという。

昭和電工、ノンスティック・コーティング剤を製造・販売するGMMグループ買収

2016年11月28日(月曜日)

 昭和電工( http://www.sdk.co.jp/ )は、ノンスティック・コーティング剤を製造・販売するGMMグループ(中国・香港)を買収したと発表した。

 ノンスティック・コーティング剤とは、調理器具や家電製品などの消費者向け製品や産業機器などの工業製品に塗布される焦げ付き、汚れ防止を目的とした材料で、世界における市場規模は約1200億円(2016年、同社推定)と見られている。

 GMMグループは、調理器具や家電製品など主に消費者向け製品を対象にノンスティック・コーティング事業を展開する会社。同社の主要顧客は米国の大手調理器具メーカーであり、優れた製品性能と顧客と共同展開するブランド力の強みを活かし、着実に売上を伸ばしている。同社は中国とインドに製造拠点を持ち、現地の米国向け製造受託会社に直接納品できる体制を有している。同社の製品が用いられた調理器具は、主要な米国の小売業者で販売されており、米国の約4千万世帯で同社製品が使われている。

 今回の買収は、昭和電工グループの事業バリューチェーンの川下展開を図り、事業の基盤となる技術の幅を拡げることで、同社グループにおける個性派事業の確立を目指す考え。

JIMTOF2016開催、コーティングやブラストなどの表面改質技術が展示

2016年11月28日(月曜日)

 「JIMTOF2016(第28 回日本国際工作機械見本市)」が11月17日~22日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。表面改質関連では以下の出展があった。

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ナノテック、日産とHiPIMSを用いた燃料電池セパレータ用DLC成膜装置開発

2016年11月22日(火曜日)

 ナノテック( http://www.nanotec-jp.com/ )は、日産自動車と共同で燃料電池のセパレータにHiPIMS(High Power Impulse Magnetron Sputtering:大電力パルスマグネトロンスパッタリング)法を用いてDLC膜を成膜するコーティング装置を開発した。すでに両社で特許を出願しており、このほど公開された。

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新東工業、ピーニング装置の前後にインラインでX線応力測定

2016年11月14日(月曜日)

 新東工業( http://www.sinto.co.jp/ )は、表面の応力測定を10秒で実施できる「X線応力測定装置“PSMX-Ⅱ”」の特長を生かすことで、自動車のトランスミッションギヤなどのショットピーニング前後における全数応力測定を実現した。

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マツダ、アクアテック塗装が第13回エコプロダクツ大賞の優秀賞を受賞

2016年11月11日(金曜日)

 マツダ( http://www.mazda.co.jp/ )は、揮発性有機化合物(VOC)と二酸化炭素(CO2)排出量の同時削減を実現した塗装技術「アクアテック塗装」が、第13回エコプロダクツ大賞において、優秀賞にあたる「エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞」を受賞したと発表した。

 「エコプロダクツ大賞」は、環境負荷の低減に配慮した優れた製品・サービス(エコプロダクツ)の表彰を通じ、それらに関する情報をユーザーに広く伝えるとともに、それらの供給者である企業等の取り組みを支援することで、エコプロダクツのさらなる開発・普及を図ることを目的に、2004年に創設されたもの。

 今回の受賞は、自動車の塗装工程において課題となっているトレードオフ関係のVOC排出量とCO2排出量の削減を、独自の水性塗装技術「アクアテック塗装」で同時に実現している点が、優れたエコプロダクツ製造を支える技術として高く評価されたことによるもの。

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神奈川県産業技術センターなど、平成28年度技術交流会で熱処理・DLCコーティング技術フォーラム開催

2016年11月11日(金曜日)

 神奈川県産業技術センターと神奈川県産業技術交流協会は10月26日~28日の三日間、神奈川・海老名市下今泉の同センターで「平成28年度 神奈川県ものづくり技術交流会」を開催し、27日に「熱処理技術フォーラム」、「DLCコーティング技術フォーラム」が行われた。

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シチズン夕張、腕時計用部品の洗浄・めっき作業スペースを3倍に拡大した新工場棟

2016年11月7日(月曜日)

 シチズン時計マニュファクチャリング( http://cwmj.citizen.co.jp/ )の連結子会社であるシチズン夕張( http://www.citizen-yubari.jp/ )は、腕時計用部品の洗浄・めっき作業スペースを従来比で3倍に拡大した新工場棟を9月末に完成、10月上旬から生産を開始した。また、製造工程で使用した水の排水処理設備も更新、作業効率と安全性、そして環境対策を強化・両立できる体制を整えた。

 シチズン夕張は、1984年に設立し、時計内部の主要部品である歯車など輪列部品の生産を行っている。工場棟建設は8年ぶり、今回で5棟目になるという。

 新工場棟建設により、これまで手狭であった製造部品の洗浄・めっき作業スペースを従来比で3倍に拡大し、作業効率と安全性、今後の受注増加に対応できる体制を整えた。

 また、工場全体の工程配置を見直し、これまで外部に委託していた部品の製造工程を内製化することで、効率的な一貫生産を実現した。これに伴い、工場全体の生産能力が拡大し、約7名の雇用増加を計画している。

クリエイティブ・コーティング、撥水・撥油性の透明セラミック膜を開発

2016年11月7日(月曜日)

 クリエイティブ・コーティングは、ゾルゲル法による60℃の低温成膜によってプラスチックやゴムなど各種基材に優れた撥水・撥油性を付与できる、無色透明のセラミックコーティング「SR−600シリーズ」を開発した。簡単な施工プロセスなため、溶射や蒸着膜と比べ低価格・短納期で提供できるという。

 同セラミックコーティング膜は優れた撥水・撥油性を発揮する無色透明の薄膜で、金属・ガラス・プラスチック・セラミック・ゴム基材に施工できる。

 効果的な適用例としては、被覆したものに付着しにくくなることから手術器具など医療機器や、切り刃やローラなど食品加工機械部品などがある。たとえば家庭用包丁にコーティングして難切物「ういろう」を切った場合、ういろうが包丁に張り付かないため、切りやすく綺麗な切り口に仕上がるという。

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