不二越、新材質・コーティングの刃先交換式ドリルを市場投入

 不二越(Tel.076-423-5108、 http://www.nachi-fujikoshi.co.jp )は、刃先(チップ)交換式ドリルの新シリーズ「アクアドリル NWDX型」を市場投入した。チップの形状・材質・コーティング、配置の最適化によって優れた切削バランスを発揮し、一般鋼からステンレス鋼まで幅広い被削材・用途に対して、安定した高精度穴あけ加工を実現する。これにより、自動車分野をはじめ、建設機械、造船・航空、エネルギー、鉄鋼などの産業機械分野において、カスタマーの生産性向上、コストダウンに貢献する。同社では2009年度に1億円/年の販売を目指す。

 自動車や産業機械分野における穴あけ加工工程では、加工能率の向上、高精度化による次工程の負荷低減、多様化する被削材への対応というニーズが高まっている。本製品は、高精度で高能率、被削材や加工用途にフレキシブルに対応可能な刃先交換式ドリルの新シリーズ。

 中心刃と外周刃の配置、相互の位置関係を最適化することにより、ドリルの食い付き時や貫通時に発生しやすい振動を大幅に抑制。これにより、高精度でバラツキの少ない加工穴径が得られ、後工程である仕上げ加工時の取り代を縮減し、生産性の向上とコストダウンに貢献する。

 交換式のチップには、汎用(オールラウンド)タイプ、切りくず処理性重視タイプ、刃先強化タイプの3種類のブレーカをとり揃え、一般鋼材から切りくず処理でトラブルの多い難削材まで幅広く対応。

 チップには、中心刃と外周刃をそれぞれ2コーナーずつ設置しており、摩耗状況に応じて4コーナーを順次使用できることから、チップの有効活用によるコスト削減に貢献する。

 チップの材質は、汎用・一般鋼材加工に適した「NCP300」と、鋳鉄や高速加工用の「NCK300」をラインナップ。また、膜硬度を40%高めた超薄膜積層コーティング「スーパーZXコート」を開発・採用し、長寿命化を実現。

 チップを取り付けるボディに特殊硬化表面処理を施し、耐久性を高めることにより、通常の穴あけ加工から、穴拡げや座繰り(底面加工)、外径加工などの多様な加工を1ツールで対応可能にした。