NTN、dmn値190万の工作機械主軸用グリース潤滑アンギュラ玉軸受を開発

 NTN(Tel 0594-24-3819、http://www.ntn.co.jp)は、マシニングセンタや複合工作機など工作機械の主軸を対象に、メンテナンスフリーで定位置予圧dmn値190万を可能とする『新グリース(MQGS)潤滑アンギュラ玉軸受』を開発・商品化した。

 近年のマシニングセンタや複合工作機械の主軸系では、加工効率と被加工物の表面品位の向上のための高速化と作業環境改善や環境負荷軽減からグリース潤滑適用の要求があるが、さらなる高速運転には、グリース寿命の延長と発熱量低減の課題があった。また、軸受外部からグリースを供給する方式ではメンテナンスフリー性が損なわれ、配管や付帯設備、駆動エネルギー源が別途必要でありコストアップとなるという問題もあった。

 本製品では、軸受側面にグリース溜り間座を設け、運転による温度変化でグリースから分離した基油のみが自動的に軌道面に給油される微量潤滑供給機構を開発。この機構によりアンギュラ玉軸受において、グリース潤滑・メンテナンスフリー・定位置予圧(支持した主軸先端の位置変化が少なく、加工精度の確保に有効な軸受の予圧方式)で世界最高レベルであるdmn値190万での高速運転が可能となった。定位置予圧において dmn値190万で運転が可能(同社従来グリース潤滑比30%向上。軸受内径φ100mmで回転速度15,000min-1)。

 潤滑用の配管、付帯設備やその駆動エネルギーは一切不要とメンテナンスフリーを実現する。

 エアオイル潤滑のようなオイルミストの発生や外部駆動装置がなく、作業環境の改善や省エネ・環境負荷軽減が図れる。

 エアオイル潤滑のような潤滑用の外部付帯設備や駆動エネルギーが不要で、設備トータルのコスト削減が可能。