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アマダとナガセが平面研削盤で業務提携

 アマダ( http://www.amada.co.jp )とナガセインテグレックス(ナガセ、 http://www.nagase-i.jp )は平面研削盤の開発、製造とその販売などを骨子とする包括的業務提携を結ぶことで合意した。

 アマダは小型平面研削盤とプロファイル研削盤を手掛けているのに対して、ナガセはナノテクに基づく超精密加工を得意とする工作機械メーカー。競合する分野もなく相互に補完しあう効果が大きいことから提携が具体化した。

 具体的包括的業務提携内容は以下の3つの項目となる。
1.09年4月をめどにナガセよりOEM 提供されたアマダ仕様の平面研削盤を販売する。
2.両社の持つ製造拠点の特徴(生産能力、技術、調達など)を生かした最適工場での生産体制の構築。
3.両社相互の技術提携、共同開発の実施。

 アマダは今後の医療、航空機分野の市場拡大にともなう精密加工の必要性やPDP金型などの大型化への対応として、ナガセがもつ中型以上の汎用研削盤シリーズを新たに製品ラインナップに加える。これにより、将来の工作機械事業拡大に大きな可能性をもたらす。

 一方、ナガセは超精密、特殊分野での油静圧摺動面技術などの独自の商品展開に加え、汎用機種においてアマダとの共同開発も視野に入れ、技術開発力のアップを図る。併せて、現在の経営資源をより自社の特殊技術を生かした専門分野に集中させることで、さらなるナガセブランド強化につなげる。