住重、国内初20kWファイバーレーザ加工装置を納入

 住友重機械メカトロニクス(http://www.shi.co.jp )は、さくらい工業に、国内初・最大となる出力20kWのファイバーレーザ加工装置を納入した。

 ファイバーレーザは、直進性・集光性に優れ、最小のスポット径にエネルギーを集中させることができるため、従来不可能とされていた25mmの板厚溶接を可能にするほか、励起光源であるレーザダイオードを交換する必要がないため、長期間のメンテナンスフリーを実現する。エネルギー変換効率(投入電力に対する出力)が他のレーザ発振器の約10倍と非常に高く、省エネルギーへの寄与も大きい。

 用途は、鉄、ステンレス、アルミ、チタンなどの金属類の溶接や、これらの組み合わせによる異材種接合に使用される。高密度に集光されたレーザ光は、接合部のみを局所的・瞬間的に溶融させるため、熱影響を受けにくく歪みの少ない強固な溶接を可能にする。今回の出力20kWはシリーズ最高出力となり用途は広範。

 今回納入された装置では、レーザ性能を最大限引き出すために多関節ロボットが天井走行する方式を採用、大型部材やいろいろな形状に対応できる。さくらい工業では、ユーザー各社からさらなる高速・厚板溶接への強い要望に応えるため、保有していた10kWファイバーレーザを今回のものに置き換えることを決めた。