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コマツ、リオ・ティントで無人ダンプトラック運行システムを稼働開始

 コマツ( http://www.komatsu.co.jp )が、リオ・ティント社保有のオーストラリア西部イーストピルバラオペレーションのウエストエンジェルス鉱山に納入した無人ダンプトラック運行システム「Front Runner(フロント・ランナー)」が稼働を開始した。

 今回導入された「フロント・ランナー」は、コマツの世界最大級の電気駆動式ダンプトラック930E-4をベースマシンとした無人ダンプトラック5台を中心に、超大型油圧ショベルPC5500(1台)、大型ブルドーザーD475A(1台)、大型ホイールドーザーWD900(1台)、大型モーターグレーダーGD825(1台)と、すべてコマツ製の鉱山機械で構成されている。コマツは、同様のシステムをチリのコデルコ社が保有する銅鉱山で稼動させており、これが2ヵ所の導入となる。

 930E-4無人ダンプトラックは、複雑な鉱山の地形に対し、290tの表土・鉱石を積載しながら完全無人で走行することが可能。過酷な環境のため人材が集まりにくい鉱山開発を可能にするとともに、鉱山運営において大幅な生産性の向上が期待できる。

 リオ・ティント社ではこの稼働結果に注目しており、今後当システムから得られるデータを解析し、狙いどおりの結果が得られた場合には、同社が保有する他の鉱山に対しても無人ダンプトラック運行システムの導入を促進していく計画。