『機械加工システム─構成要素間の相互作用とシステムの高性能化─』稲崎一郎 著


 本書が対象とする切削、そして研削加工は機械的エネルギーを利用するもので、機械加工プロセス(machining)と呼ばれている。

 本書は、機械加工システムの性能向上を達成するうえで必要となる重要事項を各種構成要素間の相互作用に注目するという視点からまとめたもので、その基盤となっているのは、これまで多くの研究者、技術者の努力によって得られた貴重な知見である。機械加工に必要となる高度な「技能(skill)」は、そのままでは個人個人が所有する財産であるが、得られた知見をもとにこれら技能に科学的解釈を与えて「技術(technology)」とすることにより、多くの技能が人類の共有財産となってきた。

第1章:生産技術の発展と課題、第2章:機械加工プロセスに影響を及ぼす材料の機械的性質、第3章:工具と加工物の相互作用、第4章:工具と加工物の相互作用、第5章:工作機械の創成運動と構成要素、第6章:機械加工プロセスと工作機械の相互作用、第7章:機械加工プロセスと工作機械の相互作用、第8章:機械加工システムにおける計測と制御、第9章:工作機械?人間?環境間の相互作用

 A5判、184頁、定価3,150円(税込)。養賢堂刊(Tel.03-3814-0911、 http://www.yokendo.com )。