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牧野フライス、超硬加工用ワイヤ放電加工機2機種を追加

 牧野フライス製作所( http://www.makino.co.jp )は、超硬加工用ワイヤ放電加工機(油加工液)「UPV-3」、「UPV-5」の販売を開始した。精密金属プレスの分野で、サブミクロン台の表面粗さが要求される超硬加工の需要が拡大しており、この要求に対応するため油加工液を使用するワイヤ放電加工機を今回ラインナップに加えた。

 同品の主な特徴は以下のとおり。


  1. 加工時間の短縮
     新開発のSPGⅡ加工回路により、仕上げ加工効率が向上し、加工回数の低減を実現。0.7μmRz注1の加工時間が、水加工に比べ22.3%短縮(注1:水加工の限界表面粗さ)。

  2. 表面粗さ0.2μmRz(板厚20mm、10回加工)
     精密金属プレス金型で要求が高まっている、表面粗さ0.2μmRzの加工が可能。また、磨き作業ができない微小な形状加工に有効。

  3. 高い機械の剛性
     高い機械剛性と仕上げ用SPGⅡ加工回路が、仕上げ加工に必要な1μm以下の放電ギャップ制御を可能とし、表面荒さ0.2μmRzの加工面を実現。

※(注)Z軸:加工可能移動量100mm+段取り用120mm