『ベアリングがわかる本』 NTN株式会社編集チーム著

 自動車、鉄道車両、航空機の乗り物や最近注目を集めている風力発電など、各種機械になくてはならない機械要素のベアリング(軸受)。古くはエジプトのピラミッドの建設のために、石を運ぶ姿を描いた絵画には、石の下にころを置き、引いて運んでいる絵がある。ベアリングの原点はこうした重いものを軽く運ぶための知恵にあるという。本書は、自動車や各種産業機械メーカーなどで研究・開発・設計・生産技術・製造といった技術系の若手社員などを対象としたベアリングの入門書。

 内容は解説編、応用事例編、資料編で構成。解説編では転がり軸受、ベアリングユニット、滑り軸受についてを写真やイラストを用いて分かりやすく解説。初心者から学べるような内容になっている。応用事例編では、自動車用ベアリングと産業機械用ベアリングに分類し各々の適用軸受の特長を述べている。また、初心者が失敗したり、誤解しやすいポイントをコラム欄で「ここに注意!」として紹介しているほか、ベアリングの周辺知識を楽しく学べるよう「ちょっとひと休み」が随所に記載してあり、バラエティに富んだ内容になっている。

 工業調査会刊。定価2,625円(本体価格2,500円)、A5判、240頁。