NTN、工作機械のボールねじ支持用軸受ユニット開発

NTN「BSTUシリーズ」 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、工作機械ボールねじ支持部に使用される複列アンギュラ玉軸受ユニット「BSTUシリーズ」を開発・商品化した。

 同社は工作機械ボールねじ支持用軸受として、これまで工作機械用精密軸受アルテージシリーズとして、単列の「ボールねじ支持用スラストアンギュラ玉軸受(BSTシリーズ)」を既に市場投入している。今回は、高負荷容量複列アンギュラ玉軸受ユニットを開発、商品化し、アルテージシリーズにラインナップした。

 単列のBSTシリーズは、主にアジアメーカで採用されているが(単列のアンギュラ玉軸受を多列組み合わせで使用)、今回の開発品は、外輪にハウジング取付け穴が付いた複列アンギュラ玉軸受ユニットが一般的に使用されている欧州メーカーの標準仕様に即したもの。

 この軸受はボールねじ支持用として高い負荷容量を持ち、また新シールを採用することで低トルク(同社比で起動トルク1/2)高防塵性を実現している。BSTUシリーズでは、単体タイプのほか、並列組合せタイプもシリーズ化していく。 今回の商品化により、欧州市場およびグローバル市場への展開を推進していく。

 主な特徴は以下のとおり。

  1. 高負荷容量
    ボール径のサイズアップと最多ボール個数の採用により、高負荷容量と長寿命、高剛性を達成した。
  2. 新型低トルク·高防塵シールを標準採用
    新しいシールリップ形状の採用により、低トルクと高防塵性を両立した。また、両側シール付きを標準採用しているため、軸受組み立て時の洗浄・脱脂・グリース封入工程が不要。
  3. メナンスフリー
    軸受内に長寿命グリースを採用·初期封入しており、途中給脂不要となった。
  4. 取付けが容易
    取付け用ボルト穴を外輪に設けることで、ハウジングへの取付けが容易になった。