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不二越、新興国の物流分野自動化に4軸パレタイジングロボット

不二越「プレスト LP130/180」 不二越( http://www.nachi-fujikoshi.co.jp )は、敏捷で柔軟、広い動作範囲と高い処理能力をもつ4軸パレタイジングロボット 「プレスト LP130/180」を開発・市場投入した。これにより、新興国を中心に、物流分野の自動化・ロボット化を推し進める。

 同社は、LP130による高速パレタイジングシステムをタイのバンコクで行われた「METALEX 2009(11/19~22 バンコク)」に出展。アジア地域の多様な市場分野のメーカー・流通から好評を得て、多数の内示オーダー、引合いがあったという。

 新プラットフォーム“腕”ロボット プレストMR・MCシリーズなどと組み合わせ、ソーラーパネル搬送・梱包ライン向けにシステムとして提案。また、ナチロボットシステム会メンバー(国内25社)、海外システムパートナー会(海外40社)と連係を強め、食品・薬品・化粧品分野など新市場開拓を強化する。

 同品の主な特徴は以下のとおり。


  1. 高速パレタイズ
     軽量かつ高剛性に設計されたロボット本体と最新のモータドライブ、振動抑制などの制御技術により、一時間当たり1,500袋の高速処理(130kg可搬時)を実現し、搬送効率の向上に貢献。

  2. 130kg/180kgの2ラインアップ
     130kg可搬に加え180kg可搬タイプをシリーズ化することで、より多種多様なワーク、ハンド装置への対応を可能とし、パレタイジングシステムの構築を柔軟にした。

  3. 広い動作範囲と省スペース性
     最大リーチ3.2m、荷積み高さ2.7mの広い動作範囲ながら、旋回(ロボット腰部)干渉半径は560mmと省スペースを実現。システムレイアウトの自由度を向上。

  4. 簡単操作を可能にするパレタイズ機能
     ワーク寸法の入力と積付けパターンを選択するだけの自動プログラム生成機能を搭載。また、「重ね置き防止」や自重により厚みが変化する袋物に対応した「ワーク高さ補正」といった専用機能を準備することで、セッティング、ティーチングを容易にした。またシミュレーションソフト「AX on DESK」の採用により、パソコン上でのプログラム作成や積付け状態・サイクルタイムの確認を可能にした。