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経産省、ロボットの将来市場予測、2035 年には9.7 兆円

 経済産業省( http://www.meti.go.jp )と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、 http://www.nedo.go.jp )は、今後成長が期待されるロボット産業の将来市場について推計を実施、製造業をはじめとして現在市場が形成されている分野の成長に加え、サービス分野など新分野へのロボットの普及により、2035 年には9.7 兆円まで成長するとの予測を打ち出した。報告の概要は以下のとおり。


  1. ロボット産業は、少子高齢化による労働力の減少・作業負荷の増大への対応や、製品・サービスの質や生産性の更なる向上の必要性から成長が期待されている。

  2. 経済産業省とNEDOは、ロボット産業の成長の可能性を可視化することを目的に、2035 年に向けた将来市場(国内生産量)の推計を行った。

  3. 製造業、サービス業等の各分野のロボットごとに、類似製品の普及や価格に関するモデルを用いた検討を行った結果、ロボット産業の将来市場は、2020 年には2.9 兆円、2035 年には9.7 兆円まで成長すると予測される。

  4. 経済産業省、NEDOとしても、今後のロボット産業の成長に向けて、生活支援ロボット実用化プロジェクトを着実に推進すると共に、ロボットビジネス推進協議会などを通じ、官民一体となって、新しい市場の創造に向けて取り組んでいく。