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NTN、高速性を維持し負荷容量・軸受剛性を向上させた工作機械主軸用軸受

NTN「高速アンギュラ玉軸受新9系列」 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、高速性を維持しながら負荷容量・軸受剛性を向上させた工作機械主軸用軸受「高速アンギュラ玉軸受新9系列(HSE9-U)」を開発、工作機械用軸受アルテージシリーズに追加·ラインアップした。

 最近の工作機械は、工程集約型の複合加工機の開発がめざましく、機械のコンパクト化、多機能化をはじめ、主軸の高速·高剛性化および、加工時の切削性向上、高精度化に向かっている。特に主軸系では、さまざまな加工条件において安定した剛性とコンパクト化が求められている。

 これらのニーズに対し、軸受断面形状が薄肉である同品は、軸径の拡大による主軸の剛性向上および軸受外径寸法縮小によるコンパクト化それぞれのアプローチが可能となる。

 また、加工形態の多様化に伴い、主軸用軸受には寿命と耐荷重性および低速回転時からの剛性の向上が求められており、同社では、従来の「高速アンギュラ玉軸受9系列(HSE9)」の軸受内部設計の見直しを図り、負荷容量と剛性をアップした同品を開発した。

 このアプローチにより、寿命向上はもとより許容アキシアル荷重が向上し、工具脱着時に大きな荷重を負荷できる。また、低速時でも高い剛性が確保でき、幅広い加工条件への適用が可能となった。