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NEDO、「新エネルギーベンチャー技術革新事業」の委託・助成先を決定

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、 https://app3.infoc.nedo.go.jp )は、潜在的技術シーズを保有している中小・ベンチャー企業や大学などに対し、技術開発から事業化までを一貫して支援する「新エネルギーベンチャー技術革新事業」の委託・助成先を決定した。

 織物の中に球状の太陽電池を組み込む製造技術の開発など4分野・23テーマについて、産学官で連携して事業化を進め、ベンチャービジネスの活性化と、新エネルギーの自立的な発展を加速する。

 採択案件は以下のとおり。


  1. 太陽光発電分野
    「球状Si太陽電池(スフェラー®)を組み込んだ織物を製造する技術の開発」(京セミ株式会社)・・・球状太陽電池セルを織物の中に組み込んだ、フレキシブルでデザインが簡単な光発電機能付き織物の開発など4テーマ
  2. バイオマス分野
    「BDF合成における未利用副産物の資源化に関する研究開発」(株式会社エムエスデー)・・・BDF製造の廃棄物であるグリセリンを、燃料や化学品原料として活用する技術の開発など6テーマ
  3. 燃料電池・蓄電池分野
    「高効率リバーシブル燃料電池(SORC)の開発」(株式会社デンケン)・・・水素製造と燃料電池発電をリバーシブルで行える装置の開発など9テーマ
  4. 風力発電その他未利用エネルギー分野
    「電池に代わる新世代エネルギーモジュールの技術開発」(株式会社タキオン)・・・腕時計の自動巻き機構をベースに、運動エネルギーをぜんまいへ蓄え、必要に応じて再発電する技術の開発など4テーマ