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カネカ、日本メーカーとして初めて血栓吸引カテーテルを米国で販売

 カネカ( http://www.kaneka.co.jp )は、アメリカのAtrium Medical Corporation(Atrium社)と、急性心筋梗塞の治療法の一つである血栓吸引療法に用いられる血栓吸引カテーテル「Thrombuster(スロンバスター)Ⅱ」の米国市場における独占販売契約を締結した。日本メーカーとしては初めて米国FDA(食品医薬品局)の承認を得て、商品名を「Xpress Way RX(エクスプレスウエイアールエックス)」とし、本年1月より販売を開始した。

 血栓吸引カテーテルには、血栓の吸引性能のみならず、蛇行した血管を通って血栓が詰まった病変まで到達するための優れた通過性能が求められる。同社の血栓吸引カテーテルは、優れた通過性能も有し、緊急を要する同治療法において、バランスのとれた性能が高く評価されており、販売開始以来、国内外で15万本以上の販売実績がある。

 日本市場の約5倍の規模を持つ世界最大市場の米国における早期拡販を目指す同社と、血栓吸引カテーテルを使用した後、血栓溶解剤を局所に注入することで、より効果的に血栓を除去できる特殊なバルーンカテーテルを主力商品として、米国市場における血栓吸引治療分野でのさらなる製品拡充と拡販を目指していたAtrium社のニーズが一致し、今回の契約締結に至った。