島津製、燃焼酸化式ラボ用の全有機体炭素計を販売開始

島津製作所「TOC-Lシリーズ(スタンドアロンモデル)」 島津製作所( http://www.an.shimadzu.co.jp )は、燃焼酸化式ラボ用TOC計(全有機体炭素計)「TOC-Lシリーズ」の販売を開始した。TOC計は、水中に含まれる有機物総量を有機物に含まれる炭素量で評価する分析機器。水道水や排水、半導体製造等に用いる超純水などの水質管理や医薬品製造の工程で用いる製薬用水の管理や洗浄効果の評価(洗浄バリデーション)、河川水・土壌などの環境調査など様々な分野で用いられている。

 同シリーズは、従来製品であるTOC-Vシリーズの基本性能を継承すると共に、構成部品やソフトウェアを見直すことによって用途の拡大や操作性の向上を実現している。主な特徴は以下のとおり。

  1. 定評のある680℃燃焼触媒酸化方式
    燃焼酸化方式による高い有機物検出能力と高感度測定を両立し、4μg/L~30,000mg/Lの超ワイドレンジで、純水から高汚濁水までの測定が可能。
  2. 操作性・視認性の向上(スタンドアロンモデル)
    精細度が高く高級感のあるカラー液晶画面により、視認性、質感ともに向上した。また従来は測定データ出力として内蔵の感熱式プリンタを採用していたが、新製品ではPC用汎用プリンタ(別売)が使用可能。また、TOC本体に保存したデータをUSBメモリで取り出すことが可能でPC上でのデータ管理を容易にしている。
  3. 省電力・省スペース設計
    新機能であるスタンバイ電力機能により、1日8時間、週5日稼動させた場合の電力を従来シリーズより36%節約することができる。また本体の幅を従来の約440mmから340mmと約20%削減した。さらに、本体横に取り付けていたTNユニットを本体上部に取り付けることにより、装置全体では設置幅を約260mm削減できる。
  4. 充実したオプション
    海水等の塩分を多く含む試料を簡単なメンテナンスで連続測定できるオプションや少ない試料量での測定を可能にするオプションなどを用意しており、様々な用途に対応する。