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神戸製鋼、米国の圧縮機生産拠点を強化

KOBELCO COMPRESSORS AMERICA, INC. 神戸製鋼所( http://www.kobelco.co.jp )は、石油精製プラント向けなどの非汎用圧縮機事業の米国拠点「KOBELCO EDTI COMPRESSORS, INC.」で取り組んできた生産能力増強工事および本社移転工事がこのほど完工し、本格操業を開始することとなったと発表した。新工場への移転にあわせ社名を「KOBELCO COMPRESSORS AMERICA, INC.」(KCA)に変更し、同社は今後、神戸製鋼グル-プ機械関連事業の主力製品である非汎用圧縮機事業の北米・南米展開の中心的役割を果たしていく。

 北米・中南米市場ではエネルギ-需要増大に伴う増産投資および環境規制強化に伴う環境投資が中長期的にも期待でき、従来からの石油化学、石油精製の需要に加え、ガスタ-ビン発電、オフショア(海洋石油・ガス採掘)、LNG受入基地等などでの圧縮機需要が確実に増加していくことが見込まれている。

 このような中、KCAは2003年以降、順調に業容を拡大してきており、2008年には第2工場を新設、生産能力を年5000万ドルまで増強した。その後も、2010年の受注高が8600万ドルに達するなど事業環境は引き続き好調に推移しており、現在は外部倉庫の活用を図るなどしてフル生産を行っている。今回の能力増強は、このような中で09年8月から工事を進めてきたもので、今回の操業開始に伴い生産能力は1億ドル/年となり、今後とも需要の増加に確実に対応できる体制が整った。