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JFEスチール、中国子会社が自動車・家電向けの冷延鋼板製造設備を稼動

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 JFEスチール( http://www.jfe-steel.co.jp )と広州鋼鉄企業集団有限公司が合弁で出資する広州JFE鋼板有限公司(GJSS社)は、高級鋼の需要増加に応えるべく設備増強工事を進め、このほど主要設備である冷延鋼板製造設備を稼動させた。これにより、冷間圧延から溶融亜鉛鍍金までの一貫生産体制が整う。

 今回の増強工事では、①冷延鋼板製造設備(年産180万トン)、②連続焼鈍設備(年産100万トン)、③No.2溶融亜鉛鍍金鋼板製造設備(年産40万トン)の新設を進めてきた。冷延鋼板製造設備は、試運転を経て7月からの本格営業生産に入る。また、6月には連続焼鈍設備が稼動予定で、8月からの営業生産開始後は、自動車や家電向けを中心に冷延鋼板の出荷を本格化させる。さらに、年内を目処にNo.2溶融亜鉛鍍金鋼板設備が完工予定で、稼動中のNo.1溶融亜鉛鍍金鋼板設備と合わせた年産加工能力は80万トンまで増加する。

 中国では自動車、家電の需要、生産量拡大が見込まれており、GJSSおよびJFEスチール、広州鋼鉄企業集団は連携して、冷延鋼板および溶融亜鉛鍍金鋼板の安定供給を行う。