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スター精密、タイに工作機械の生産子会社を設立

スター精密「新工場完成予想図」 スター精密は、タイのナコンラチャシマ県に工作機械の生産子会社Star Micronics Manufacturing(Thailand)社を設立し、新工場を建設する。

 同社の工作機械事業は、主力製品であるスイス型自動旋盤(主軸移動型自動旋盤)のシェア拡大を図るとともに、昨年新たに開発し市場投入したターニングセンターおよびCNC自動旋盤(主軸固定型自動旋盤)の売上を加えることにより、工作機械事業の連結売上高を2018年2月期を目処に、当期(2012年2月期)261億円(予想)の倍増となる500億円とすることを目指している。このためには、飛躍的な生産能力の増強が必要であることから、このたびタイに新たな生産拠点を設けることとした。

 現在、同社の工作機械は、国内の菊川工場および中国の大連工場を生産拠点としているが、新たな生産拠点の設立により2018年2月期に、日本、中国、タイの3つの生産拠点により月産500台、年間6,000台の生産体制を整える予定。

 新設工場は当初100名の体制でスタートし、現地調達と日本および中国・大連からの部品支給による組立生産(ノックダウン方式)を行なう。その後、加工設備を導入し、500人規模の体制で部品加工から最終組立までを行なう一貫生産が可能な量産工場とする計画。