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パナソニック、柔軟性と高い伝導率を有するゴムを開発

 パナソニック、パナソニック プロダクションテクノロジー、パナソニック ポリテクノロジーは、ゴムにグラファイトパウダーを分散させ、ゴムの柔軟性を維持しつつ、高い熱伝導率を有するゴム「グラファイト含有ゴム」を開発した。

 同品のゴムの熱伝導率は、一般的なゴムに比べて、面方向で200倍、厚さ方向で3倍を実現している。具体的には、一般的なゴム材の熱伝導率が0.1W/m・Kであるのに対して、開発したゴムは面方向で20W/m・K、厚さ方向では0.3W/m・Kまで高めた。同品を用いることで、振動吸収と放熱を同時に実現でき、車載用の電子回路の防振対策と放熱対策などの用途を含め、幅広い応用展開が可能となる。量産サンプルは、4月から提供する予定。