住友電工、ブラジル、インドネシア、トルコで切削工具販売拠点拡大

 住友電気工業( http://www.sei.co.jp )は、新興国市場における切削工具の販売拡大の一環として、ブラジル、インドネシアおよびトルコに現地販売拠点を拡大すると発表した。

 ブラジルは、国内需要の大幅な拡大に伴い、自動車産業を中心に部品加工会社の進出が相次いでいる。また、豊富な天然資源に恵まれ鉄鋼、石油関連産業が盛んで、さらに航空機産業等が一層発展するなど、切削工具の現地需要は年々拡大しているという。同社は、これまでブラジル市場には、アメリカの販売会社から現地の特約店を通じて現地顧客に供給してきたが、さらなる販路の拡大を目的に、住友電工グループ100%出資による販売会社を設立することとした。新会社では、超硬合金、立方晶窒化ホウ素(CBN)などの刃先交換式チップや超硬ドリルに加え、幅広い製品ラインアップと技術サービスの提供により、ブラジル市場でのシェア拡大を目指す。従業員数は8名(駐在員2名)。売上計画は2012年度に3.8億円、2016年度に25億円。

 インドネシアではモータリゼーションの進展と2億人を超える人口を背景に自動車需要が急拡大しており、自動車生産の伸びと共に、切削工具の現地需要も伸長しているという。これまでインドネシア市場には、シンガポールの販売会社から現地顧客に供給していたが、技術サービスの一層の向上、販路の拡大を目的に、既存の住友電工グループ現地販売法人を拡大する形で、販売拠点を新設することとした。さらに、超硬ドリル、CBN刃先交換チップ、ダイヤ焼結体刃先交換チップなどの製造会社も設立し、製販一体で現地需要に対応、シェア拡大を目指す。

 トルコは、自動車生産台数は百万台を超え、欧州全域で第6位となっている。自動車産業だけでなく航空機産業も盛んで、民間航空機のエンジン部品など幅広い工業製品を生産している。これら主要産業の伸長に伴い、切削工具の需要も拡大しているという。これまでトルコ市場には、ドイツの販売会社から現地顧客に供給してきたが、短納期対応、細やかな技術サービス、販路の拡大等を目的に、現地工具メーカーであるMilmak社と合弁で、販売会社を設立することとした。住友電工の高品質で幅広い製品レンジと、Milmak社の販売網、低価格エンドミル、再研磨サービスを融合させ、トルコ市場でのシェア拡大を目指す。従業員数は17名。売上計画は2012年度に2.5億円、2016年度に5億円。