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京セラなど、鹿児島でメガソーラー事業の検討開始

 京セラ、IHI,みずほコーポレート銀行の3社は、CO2削減を始めとする地球環境保護に貢献するため、鹿児島県鹿児島市七ツ島に、国内最大となる70MWの太陽光発電(メガソーラー)事業の事業性を検討する。

 建設予定地は、IHIの所有地である鹿児島県鹿児島市七ツ島2丁目で、土地面積は約127万m2(東京ドーム27個分)。総投資額は約250億円の計画で、本年7月の着工を目指す。

 太陽電池モジュールは、すべて京セラ製多結晶シリコン型の高出力製品を使用し、70MW分約29万枚を設置する計画。この発電能力は、昨年(2011年1~12月)日本国内に出荷された産業用太陽電池の約4割弱に相当する容量となる。

 年間発電電力量は約79000MWhとなる見込みで、一般家庭の年間消費電力量約22000世帯分に相当し、また年間約25000tのCO2削減になる。

 太陽電池事業で長年培った事業経験を有する京セラと、再生可能エネルギーの普及促進に積極的に取り組むIHI,ファイナンスでさまざまな知見を有するみずほとの3社による事業力を強みに、プロジェクトを推進する。

 事業では、京セラグループは太陽電池モジュールのすべてを供給するとともに、施工ならびに保守・管理の一部を担当し、IHIは土地の貸与のほか、事業運営に積極的に取り組む。また、みずほCBはプロジェクトファイナンスのスキーム検討を担当する予定。

 今後、鹿児島七ツ島メガソーラー発電事業を行う特別目的会社を設立する計画で、京セラが筆頭株主となる予定。
完成予想図完成予想図