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タンガロイ、高精度直角肩削りカッタの販売開始

 タンガロイは、刃先交換式直角肩削りカッタ「Tung-Tri(タング・トライ)」の販売を開始した。

タンガロイ「Tung-Tri」 同品は、新開発の3コーナ仕様インサートを採用した直角肩削りカッタである。従来の2コーナタイプに比べ、インサートを多コーナ化することで高い経済性を実現している。また、大きなすくい角と深いインクリネーションに加え、びびりを抑制する特殊な逃げ面形状を採用することで、加工中のびびり振動の発生を防いでいる。さらに、曲線切れ刃を適用することで、高い精度の壁面加工を可能にしている。一方、最適刃数を設定したカッタボディは、大きな切りくずポケットを備え、これによって加工中の切りくず排出性が良好で、切れ刃欠損の要因となる切りくずの噛みこみを防止する。直角肩加工、溝加工だけでなく、彫り込み加工など三次元加工も可能で、様々な加工形態に対応できる。

 インサートは、最大切込み量が10mmと15mmの2種類のサイズを設定しており、これによって工具径ø25~100mmをカバーする。また、新開発のAH3135材種は、鋼、ステンレス鋼の加工において抜群の信頼性を発揮し、安定した長寿命を実現している。