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日立化成、インドネシアにおける粉末冶金製品の生産能力を増強

 日立化成は、インドネシアの粉末冶金製品の需要拡大に対応するため、インドネシアの製造子会社の生産能力を増強することを決定した。2015年春の稼働開始を予定しており、同年にインドネシア国内の四輪車および二輪車用粉末冶金製品の売上高50%増(2012年度比)を目指す。また、同社の社名を11月22日付でPT Hitachi Powdered Metals IndonesiaからPT Hitachi Chemical Indonesia(HCID)に変更した。

 インドネシアでは、堅調な伸びが続く二輪車市場に加え、2013年に同政府が施行した政策によって、自動車需要の大幅な増加が予想されている。自動車メーカーや自動車部品メーカーでは、生産能力の拡大に加え、部材の現地調達化や現地生産化が進められている。

 HCIDは2012年度からインドネシアにおいて、二輪車用途を中心に粉末冶金製品を生産してきたが、増加する四輪車の需要を取り込むため、既存工場の敷地内に生産ラインの増設を決定した。新ラインは2015年春の稼動開始を予定しており、主に四輪車用粉末冶金製品を生産する計画。インドネシアでの四輪車用および二輪車用で粉末冶金製品の業容拡大を図り、2015年度には同国内の売上高50%増(2012年度比)を目指す。