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アズビル、北米に技術開発子会社を設立

 アズビルは、海外での技術開発拠点として、北米に「アズビル北米R&D」を2月1日に設立した。

 米国に開発拠点を置くことで、米国研究機関や大学との協業による基礎技術力の強化や、先端技術を応用した製品開発が期待できるほか、国際標準の動きや技術開発の対応スピードを加速していくことが狙い。新会社はカリフォルニア州サンタクララ郡のシリコンバレーに設立し、同社の独立子会社としてグループにおける海外での技術開発を担当する。当面の活動テーマとして、同社の目指す「自在計測制御技術」(広域な生産・居住空間での時間や場所を特定せずに計測制御する技術)を実現するための課題解決に向け、米国の研究開発リソースを活用した技術開発を予定している。

 アズビルグループは「人を中心としたオートメーション」の理念の下、3つの事業(ビルディングオートメーション(BA)事業、アドバンスオートメーション(AA)事業、ライフオートメーション(LA)事業)を通じて、国内外で展開を進めている。グローバルで活動する顧客の要求に応え、先進的な技術や新たな製品をスピーディに提供するため、技術革新や市場革新をグローバルな視点で捉え将来の技術開発に取り組む必要があり、今回の新会社設立もその一環だという。