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三菱化学とパイオニア、発光層塗布型有機EL照明モジュールを量産出荷

発光層塗布型有機EL照明モジュール発光層塗布型有機EL照明モジュール 三菱化学とパイオニアは、発光層塗布型有機EL照明モジュールの量産出荷を3月より開始した。両社は、昨年9月より発光層塗布型有機EL照明モジュールのサンプル出荷を開始するとともに、同モジュールの量産技術の確立に取り組んできたが、このほど、発光層塗布型有機EL照明モジュールの量産ラインが完成し、3月より量産出荷を開始した。

 今回量産出荷するモジュールは、外形寸法92.4㎜角(発光部 約76㎜角)の電球色(色温度2870K)タイプで、従来の発光層蒸着成膜タイプに比べ大幅に製造コストを低減している。発光層塗布型有機EL照明モジュールは、パイオニアの100%子会社であるパイオニアOLEDライティングデバイスが製造し、両社出資のMCパイオニアOLEDライティングが販売を行う。

 今後両社は、面発光で薄型・軽量であるなどの有機EL照明のメリットを活かした用途提案を積極的に行い、本格的に有機EL照明ビジネスを展開していくという。