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三菱マテリアル、鋳鉄旋削用インサートシリーズの型番を追加

三菱マテリアル「MC5005」「MC5015」 三菱マテリアルは、鋳鉄旋削用インサートシリーズ「MC5005」、「MC5015」に大型インサートやワイパーインサートを含む179型番を追加、販売を開始した。

 優れた耐久性と振動吸収特性を有する鋳鉄は、自動車部品や、輸送用・農業用機械部品などさまざまな分野で用いられており、生産性の向上が強く求められている。特に、CVDコーテッド超硬材種には、高速加工における工具の耐摩耗性および耐欠損性の向上に対する要求が一層強まっているという。同社はこの要望に対して、2013年11月に「MC5005」、「MC5015」を発売してきたが、より幅広い加工に対応するため、今回の型番追加に至った。

 「MC5005」、「MC5015」では、コーティング膜を形成する粒子を従来より微細な粒子に制御を行う「ナノテクスチャーテクノロジー」により、耐摩耗性と田欠損性を向上。従来よりも密着力も強化する「タフグリップテクノロジー」との相乗効果により、鋳鉄の高速高能率加工を行う。。

 「MC5005」は、超厚膜のAl2O3を採用。切削速度600m/minの普通鋳鉄における連続加工においてセラミックスを凌ぐ高耐摩耗性を発揮する。

 「MC5015」は、耐摩耗性と刃先強度のバランスに優れる汎用材種。FCD700のような高硬度ダクタイル鋳鉄の断続加工において耐欠損性に優れている。