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新東工業、「環境テクノロジーセンター」を開設

 新東工業は、集塵装置や排ガス処理装置などの環境関連装置を製造している幸田事業所(愛知県額田郡幸田町)の敷地内に、集塵やガス処理に関する気流の流れや爆発のメカニズムなどの技術を「見える化」し、顧客に作業環境改善への関心を高めてもらうとともに、製造現場での顧客作業者の安全と健康を守る作業環境の改善に寄与する「環境テクノロジーセンター」を開設、7月より運営を開始した。

 同センターは、建屋1階のフロア内(324m2)に情報・技術体感エリアと安全技術試験ルームの二つの機能をもった設備を備えている。情報・技術体感エリアでは、顧客の実際の現場を再現し、レーザー光によって粉じん発生源の気流の流れを可視化し、流体解析システムによって吸引条件と処理装置の変化による結果の違いを体感できるとともに、同社の集塵・ガス処理を見て触っての体感することに加え、顧客へ納入した装置の運転状態の管理を遠隔支援システムで確認することも体感できる。併せて、同社の環境事業の実績と経験を周知させるための処理対象ダストの実物サンプルを展示している。

 安全技術試験ルームでは、粉じん爆発試験機やろ布性能試験機など作業環境の安全と健康を守るために必要な試験・分析装置を完備している。同センターでは、プレゼンテーションルームにおいて、これらの設備と連携したモニタリングに加え、カメラ画像を使ったデータや分析結果を分かりやすく臨場感をもって説明することができ、同社が保有する環境技術を広く認識できるとともに、環境技術の検証と試験設備の活用により、顧客が抱える問題を解決できる同社の体制を実感してもらう。