川崎重工業、777X向けで自動化設備などを導入する工場建設に着手

 川崎重工業は、航空機製品の生産・組立工場である名古屋第一工場において、今年7月ボーイング社と正式契約したボーイング777Xを製造するため、工場建設に着手すると発表した。

 新工場は、名古屋第一工場北工場の敷地内に建設するもので、延床面積は約13000m2、2016年12月末竣工の予定。同社は、ボーイング777Xの製造において、前部胴体、中部胴体、主脚格納部、後部圧力隔壁および貨物扉を担当し、自社製ロボットによる生産設備、高性能センサーを適用した検査装置など、全社を挙げて開発した新技術を積極的に導入して自動化を推進し、効率的な生産を行う。

 主要設備は、胴体外板(スキン)を継ぎ合わせ(スプライス)締結(孔明け・リベット留め)する「新型スキン・スプライス・リベッター」や、胴体部品(シアタイ)と補強部品(フレーム)を締結(孔明け・リベット留め)する「新型フレーム・シアタイ・リベッター」、大口径ドリル、ロボット(大口径ドリルを保持し、胴体外板を自動穿孔するロボット)などの自動化設備を導入する。

 現在、ボーイング777型ファミリーは世界各国で運航されており、各派生型を合わせた受注機数は合計で1500機を超えている。同社は、名古屋第一工場において1992年よりボーイング777向け製品の生産を開始した。