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三菱航空機、MRJ初飛行を実施

 三菱航空機および三菱重工業は11月11日、次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の飛行試験機初号機による初飛行を実施した。

 初飛行では県営名古屋空港を離陸後、太平洋側の空域を利用し、上昇、下降、旋回などの基本特性の確認を約1時間半かけ実施した。

 三菱航空機の森本社長は「これまでの皆様の多大なるご協力により、本日MRJは無事、大空に飛び立つことができた。今後、さらに気を引き締め、型式証明取得、初号機納入に向け邁進していく」と述べた。また、機長を務めた安村操縦士は「MRJの操縦性は、期待以上のものだった。大変快適なフライトだった」と述べた。

 両社は今後、国内での飛行試験を継続し、2016年第2四半期から、米国モーゼスレイク市(ワシントン州)のグラント・カウンティ国際空港を拠点とした飛行試験を行い、2017年第2四半期の量産初号機納入を目指す。