山陽特殊製鋼のダイカスト金型用鋼が北米ダイカスト協会の最も高強度な鋼種として認定

 山陽特殊製鋼は、同社が開発したダイカスト金型用鋼「QDX-HARMOTEX」がNADCA(北米ダイカスト協会)により、最も高強度タイプに分類される「Grade C」の規格に該当する鋼種として認定されたと発表した。平成28年1月に鋼種リストに登録された。

 QDX-HARMOTEXは、ダイカスト金型の素材に求められる諸性能を高いレベルで兼ね備えた金型用鋼。材料設計と製造プロセスの最適化により、靱性、高温強度、耐ヒートチェック性、耐アル ミ溶損性といった諸特性の向上を実現した。近年、ダイカスト部品の高強度化や薄肉化、生産性向上に向けた部品成形ピッチ短縮など、ダイカスト金型への機械的・熱的負荷が増大しており、過酷な使用に耐える高品位な金型材が求められている。同品は、国内外の自動車 メーカーや機械部品メーカーでの実機評価においても高い評価を受け、ダイカスト金型への採用が進展して いるという。

 NADCAは、 金型材料の規格や標準を定めており、 ダイカスト業界では国際的に最も広く知られている。特に海外においてはNADCAの鋼種リストに登録されていることがダイカスト金型の材料として採用されるための条件の一つとなる場合もあるという。