日産自動車、神奈川県と横浜市に電気自動車「e-NV200」を無償貸与

 日産自動車は、電気自動車(EV)「e-NV200」を神奈川県に3台、横浜市に2台、無償貸与した。

 同社は昨年9月、より良い街づくりや行政課題の解決等の一助となる「e-NV200」の活用方法を考案した自治体に対して、同車を3年間無償貸与し実際に活用する取り組みを行うことを発表し、昨年末より順次貸与を始めている。

 「e-NV200」は、多目的商用バン「NV200 バネット」をベースに、e-パワートレインを組み合わせることで、室内の広さや多用途性とEVならではの滑らかな加速性と静粛性を兼ね備えたモデルで、バンだけでなく5人乗り/7人乗りのワゴンタイプも設定している。また、「e-NV200」は、最大1500Wの電力を供給するパワープラグによって屋外での電源供給が可能となり、走る蓄電池としてさまざまな場面で役立てることができる。

 神奈川県と横浜市はいずれも、「クリーンであること」、「多量の電気が供給できること」、「静粛性が高いこと」といった「e-NV200」の特長を最大限に活かすことができる業務に活用する予定。

 神奈川県では、県税事務所の業務の一つである軽油抜取検査などに同車を活用する。ガソリン車に代わりEVの「e-NV200」を活用することで、路上等における検査の際、使用する軽油分析器の電源をパワープラグから確保できるため、アイドリングによる騒音や排出ガスを出さずに作業することが可能となる。

 横浜市では、交通局による地下鉄駅舎やバス停留所における設備の修理作業に同車を活用する。ガソリン式発電機を使うことなく電動工具が利用できるため、特に夜間において環境に配慮した静かでクリーンな作業が期待できる。また、区役所における食品衛生業務では、食中毒の調査や食品抜き取り検査用車両として活用することで、電動式冷蔵庫を車載することができ、検体をより安定した温度で冷却し運搬することが可能となる。