川崎重工、CFRPバネ採用の鉄道車両用台車を納入

川崎重工業「JR四国向けefWING」JR四国向けefWING 川崎重工業は、四国旅客鉄道(JR四国)向けに、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)バネ採用の鉄道車両用台車「efWING」24台を納入したと発表した。

 今回納入したefWINGは、JR四国が保有する121系近郊形直流電車2両に装備(1両あたり2台)され、板バネおよび車輪部分に同社モーターサイクル製品のイメージカラーであるライムグリーンの彩色を施している。同車両は、7200系近郊形直流電車として、2016年6月より予讃線(高松~伊予西条間)と土讃線(多度津~琴平間)において営業運転する予定。

 同社が開発した新世代台車「efWING」は、従来の台車では鋼製であった台車フレームの一部に、高い強度と軽さを併せ持つCFRPを採用するとともに、サスペンションの役割を通常のコイルバネではなく、弓型のCFRPバネに持たせることで、二つの機能を一つに集約している。これにより、台車の大幅な軽量化が図られ、エネルギーコストの削減を可能とする。CFRPバネにより台車全体がたわむことにより、各車輪がレールに与える力が安定し、乗り心地を向上させるとともに、輪重抜けを半減させ、脱線に対する安全性能を向上させている。