ニューメタルス、超紡績性の多層CNT製品の取扱いを開始

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 ニューメタルス エンド ケミカルス コーポレーションは、浜松カーボニクスが開発した、高い紡績性を持つ多層カーボンナノチューブ(MWCNT)アレイやMWCNTシートの取扱いを開始した。同MWCNTの高い電気伝導性や熱伝導特性、機械特性を活かした用途に、幅広く展開していく。

 CNTの紡績ではこれまで、CNT長が長くとも1mm程度だったが、浜松カーボニクスでは、独自開発の塩化鉄を用いた化学気相堆積法(CVD)により、20mm×20mmの基板上に平均直径10~40nmのCNTを2mm程度の長さに垂直に配向させた多層CNT(MWCN)アレイの合成に成功。CNT同士がファンデルワールス力だけで安定に結合しているため結合剤が不要で、アレイの端部をピンセットなどでつまみ出すだけで、くっついたCNTがほぐれながら引き出され、50m以上に長繊維化できる(写真)。

 また、ウェブ状に紡ぎだされたCNTを積層させシート状にした多層カーボンナノチューブ(MWCNT)シートも製品化している。仕様は、シート抵抗101~102Ω/□、重量3g/m2 typ.、厚さ5μm typ.。

 ニューメタルスでは特に、基板上からウェブ状に紡ぎだすことが可能な多層カーボンナノチューブ・アレイ紡績品NTAD10(基板サイズ10mm×20mm、CNT長さ1.0±0.5mm)や多層カーボンナノチューブ・シートNTS0505(50mm×50mm)~NTS3042(300mm×420mm)の販売を推進。二次電池電極やセンサ素子材料のほか、高温試験評価などにも適用できる発電シート向けなどに提案していく考えだ。
ニューメタルスCNT