日本精工、鉱山コンベアプーリー用軸受が鉱山アワード2016ファイナリストに選定

 日本精工が鉱山コンベアのプーリー用に開発した「高密封シール付高信頼性自動調心ころ軸受」がオーストラリアの クイーンズランド州鉱山コントラクター・アワード2016のベストプロダクト・アワード部門でファイナリストに選ばれた。
鉱山用軸受高密封シール付高信頼性自動調心ころ軸受

 同アワードは、コストセーブ、タイムセーブ、スタッフ/コミュニティ、ベストプロダクト、プロジェクト革新の5部門を対象に多彩な鉱山産業関係者によって選考。この内、ベストプロダクト・アワード部門は、最も革新的な製品を表彰するもので、同社が開発した高密封シール付高信頼性自動調心ころ軸受は、同部門の最終候補に選定された。主催したボーウェン盆地鉱山クラブによると、軸受メーカーが最終候補に選定されたのは今回が初めて。

 なお、同アワードと共同開催されたクイーンズランド州鉱山&エンジニアリング展2016では、同社をはじめとして鉱山やエンジニアリング産業に関わる200社以上が出展した。

 高密封シール付高信頼性自動調心ころ軸受は、鉱山コンベアのプーリーに使用される軸受として、過酷環境下での異物侵入防止による長寿命化と軸受の組付精度の向上を実現したほか、ISO寸法に準拠し、従来品と同一寸法のため置き換えが可能。内外輪に独自開発材と特殊熱処理を施すことで負荷容量が向上、軸受内部のコンパクト化を可能にした。これによりシールスペースを確保しながら、従来品と同一寸法で同等以上の負荷容量を実現している。

 さらに、異物侵入対策で長年実績のあるシールを採用することで高密封化を実現したほか、ボルト締結型シールホルダーの採用により、組付時にシールを外し、すきま測定を行えるようになった。これにより、組込み時の不適切なすきまによるはく離や焼付きなどの損傷を防止する。
NSK授賞式授賞式のようす。左:NSKオーストラリア社 エンジニアリング・マネジャーのアンダーソン氏、右:NSKオーストラリア社 鉱山ビジネス・ディベロップメントのカーター氏