ダイセル・エボニック、ホログラム加飾を実現するPA12エラストマーグレードを開発

 ダイセル・エボニックは、ポリアミド(PA)12樹脂「ダイアミド」のエラストマーグレードと、村田金箔グループのホログラムポリウレタンフィルムとを、ダイセルパックシステムズの真空成形により複合化して新しいホログラム複合シートを開発した。引張に強く、割れや剥がれが起きにくい。

 従来のホログラムデザインは、表面に特殊な形状を設けた後に着色するか、めっきを施すことで利用されてきたが、引張に弱く割れやすいため伸縮する部位には使用できず、限定的な使用にとどまっていた。 また、ホログラムポリウレタンフィルムは単独では柔らかすぎるため、成形が難しい素材とされていた。

 今回、ダイアミド®との複合化により、ホログラム加飾されたシートの靱性を高めることで割れや剥がれが起きにくくなり、その際立った意匠性を広い範囲で利用することが可能になった。

 また、真空成形のデザインの自在さにより、凹凸を伴った3Dデザインをも施すことができるほか、このホログラム複合シートは0.3mmの薄さでも柔軟で強靭なため、今までホログラムデザインを適用できなかった製品へも対応できる。

 ダイセル・エボニックでは、ホログラムデザインの可能性を広げ、新たな分野での自由なデザインに貢献するとして、提案を進めていく。

181227ダイセル・エボニック: 真空成形によりホログラムポリウレタンフィルムをダイアミドと複合化したシート。ダイアミドは透明なため、プリントを施すなどの多彩な加飾も可能181227ダイセル・エボニック: 真空成形によりホログラムポリウレタンフィルムをダイアミドと複合化したシート。ダイアミドは透明なため、プリントを施すなどの多彩な加飾も可能