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NSK、直動案内用交換式潤滑ユニットを開発

 日本精工(NSK、Tel.03-3779-7050、 http://www.jp.nsk.com )は、直動案内「NSKリニアガイド」の潤滑ユニット「NSK K1」を交換可能にした「NSK K1-E」を開発した。装置に組み込まれた状態で簡単に交換可能なカートリッジとすることで、潤滑性能を長期間維持する。NSKでは、同潤滑ユニット付き直動案内を2009年1月より販売開始、年間10億円の売上を目指す。

 NSKでは1997年に 樹脂製部品から潤滑油が徐々に染み出すことで長期メンテナンスフリーと潤滑剤の使用量削減を可能にする「NSK K1」を開発、現在、潤滑ユニットとして搬送装置、液晶製造設備、半導体製造設備、自動車製造設備などさまざまな産業で採用されている。 しかし近年装置の高速化や長寿命化が進むとともに、潤滑ユニットに対しても使用範囲の拡大や使用期間の延長などが求められていた。

 これに対しNSKでは、直動案内が装置に組み込まれたままでも交換・再生できる交換式潤滑ユニット「NSK K1-E」を開発した。これにより、装置のメンテナンスフリー期間の延長、過酷な使用環境での潤滑性能の向上、潤滑剤使用量の削減など、さまざまな効果が期待できるとしている。