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ジェイテクト、高剛性ボールスライド式インタミディエイトシャフトを開発

 ジェイテクト( http://www.jtekt.co.jp )は、自動車の操舵安定性を向上する「高剛性ボールスライド式インタミディエイトシャフト」を開発し、このほど自動車メーカーなどへ納入開始した。

 近年、ステアリングでは自動車操舵安定性向上志向から、ハンドルとギヤボックスをつなぐ連結軸であるインタミディエイトシャフトには、高速直進走行時での安定性を得るための高い剛性感や、走行状態や路面状況において外乱による上下振動のスムーズな吸収などの要求が高まっていた。

 開発品はこれらのニーズに対し、ベアリングの設計を応用してガタのない直動型のボールスライド構造を採用した高出力用コラムタイプ電動パワステアリング向きインタミディエイトシャフトで、昨年10月から量産開始しており、2013年には100億円以上/年 の売上げを目指す。開発品の特長は以下のとおり

(1)ハンドル回転方向のねじり剛性が高く、ハンドルのあそびが低減され操舵安定性が向上。

(2)ボールの転がりにより、全操舵トルク領域において軸方向変位をスムーズに吸収できることで、外乱による軸方向変位を吸収し、正確なトルクを伝えスムーズな走行が可能となる。