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町田 尚・NSK副社長が日本トライボロジー学会会長に就任

 日本トライボロジー学会( http://www.jast.or.jp )の定時総会が5月19日、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催、日本精工(NSK)副社長の町田 尚氏が第43期に本トライボロジー学会会長に就任した。

 就任の挨拶に立った町田氏は「現在は世界的な不況の真っ只中だが、新しい産業や新しい発明を生み出すにはいい時期。新しいを積極的に取り入れていきたい。私の所属するNSKでは、昨年『マサツ』をテーマに広告を展開、朝日新聞広告賞グランプリを受賞するなど摩擦の概念を広める一助になったと任じているが、これからはトライボロジーの啓蒙に努めたい。若い女性が、それって『トライボじゃない?』というくらいに(笑)」と述べた。

 今年は9月に同学会主催で国際的な研究発表会「世界トライボロジー会議」が京都で開催される。町田氏はまた、「先代の会長らを中心に進めてきた本学会の国際化の大きなイベント。何としても成功に導きたい」と語った。