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総務省、携帯電話の中継装置が発する電波が医療機器に与える影響調査

 総務省( http://www.soumu.go.jp )では、平成12年度より毎年度「電波の医療機器等への影響に関する調査研究」を実施しており、平成20年度は、800MHz帯および2GHz帯CDMA2000方式の携帯電話用の中継装置(レピータ)から発射される電波が、植込み型医療機器(植込み型心臓ペースメーカ、植込み型除細動器)に与える影響に関する調査を実施、影響がないことを確認した。

 新たに導入された800MHz帯および2GHz帯CDMA2000方式(CDMA2000 1X及びCDMA2000 1xEV-DO方式を含む)の携帯電話用小電力レピータから発射される電波が、現在使用されている植込み型医療機器(植込み型心臓ペースメーカ、植込み型除細動器)の代表的機種へ及ぼす影響について、その影響が最も大きくなる試験条件を設定して調査を実施した。

 調査機種の概要は次のとおり。

1.携帯電話用小電力レピータ
 携帯電話事業者の協力を得て、次の携帯電話用小電力レピータについて調査を実施した。
・800MHz帯および2GHz帯CDMA2000方式の携帯電話用小電力レピータ  1機種

2.植込み型医療機器
 日本医用機器工業会ペースメーカ協議会の協力を得て、次の植込み型医療機器について調査を実施した。これらは、現在稼働中の機器を網羅することを目標として、代表機種を選択している。
・植込み型心臓ペースメーカ 43機種
・植込み型除細動器 28機種

 調査の結果、植込み型心臓ペースメーカ、植込み型除細動器いずれの機種にも影響がないことを確認した。