不二越、組織改正で油圧システム事業の強化

 不二越は、油圧システム事業の強化をねらいとした組織改正を行ない、中堅層の起用など全社的な人事異動(120名)を実施する。

 これにより、今年7月、8月実施の組織改正、人事異動(国際営業、マシナリー、ロボット、技術開発など)とあわせて、戦力の再配備(7~9月延べ420名)を行なう。

 同社は油圧製造所に「油圧システムセンター」を新設し、油圧ユニットを軸として油圧システム事業を強化して、産業機械、エネルギー・インフラストラクチャー分野を中心に市場拡大をすすめる。

 油圧の主要カスタマーである建設機械や工作機械業界での受注低迷が続いている状況のもとで、製造業全般、エネルギー・インフラストラクチャー分野にわたって、省エネルギー効果を求めるニーズが強くなっているという。 これに対して、同社が強みを持っている省エネ・コンパクト、高精度な油圧ユニットシステムの市場開発を促進する。

 また、油圧製造所「ユニット課」(豊田工場、愛知県豊田市)を拡充して「油圧システムセンター」を新設し(約30名でスタート)、試験・検査機能などを充実して、きめ細かな顧客対応を行なう。

 2008年8月に設立したナチインダストリアルサービスは、油圧システムセンターと連係して、フィルトレーションシステム(機械加工の研削工程から出る廃加工液のろ過装置)や切削・研削屑の固形化システムなど、油圧をベースとした独自のエンジニアリングビジネスを展開する。