ミネベア、6軸力センサー大幅コストダウンで生活支援ロボット実用化を促進

minebea ミネベア( http://www.minebea.co.jp )は、三方向とそれぞれのねじれ方向の荷重を一つのセンサーで同時に検出できる「6軸力センサー」の大幅コストダウンに成功、従来698,000円だった販売価格を半値以下の298,000円に改定した。2025年には3兆円超の市場が見込まれる生活支援・サービスロボットの実用化を後押しする。

 「6軸力センサー」は、複雑な作業を行う多関節ロボット、自動車や精密機器の組立て機械(機構部分)など、様々な分野で力の大きさや方向を認識するために使用される力覚センサー。独自の光ピックアップ方式を採用、高速で演算処理を行うDSPを搭載した。そのため、小型軽量でありながら高精度な荷重検出が可能で、人型2足歩行ロボット(腕・脚)、構内作業を補助するパワー・アシストシステム (間接部)に搭載されるなど、2005年の発売開始以来様々な分野で評価されている。こうした実績から、本製品は、現在研究が進んでいる生活支援ロボットや生産現場で利用される搬送補助機器、遠隔操作用マニピューレーターなど、人間の代わりに作業を行う次世代型ロボットへの適用が見込まれている。しかし、これまでは1台約70万円と高額だったため、低価格化が大きな課題となっていた。

 そこで同社は、本製品の製造工程を徹底的に見直し、工程数を約60%削減することに成功した。従来製品と同じ仕様・性能を保持しながらも、設計の最適化、効率の良い検査方法の確立、治具の改良、部材の見直しなどを重ねて今回の大幅な価格改定が実現した。ミネベアでは低価格化による販売台数の拡大を見込んでおり、2010年度は2億円の売上げを目指す。