三菱マテ、高硬度鋼ミーリング用PVDコーティング新材種を販売開始

三菱マテリアル「MP8010」 三菱マテリアルツールズ( http://www.mitsubishicarbide.com/mmc/jp/ )は、三菱マテリアル( http://www.mmc.co.jp )が開発、製造する高硬度鋼ミーリング用PVDコーティング新材種「MP8010」計10型番を販売開始した。

 金型産業の世界的な競争激化に伴い、硬さ55HRCを超えるような、熱処理後の高硬度鋼を加工するニーズが高まっているという。生産現場では、研削加工、放電加工、超硬ソリッドエンドミルやCBN工具による切削加工が一般的に用いられているが、さらなる加工能率の向上とコスト低減が求められている。「MP8010」は、同社の独自技術である超々微粒超硬合金とコーティングを高次元で融合させたミーリング用の新材種であり、高硬度鋼の仕上げ加工において性能を発揮し、刃先交換式工具によるコストダウンを実現するという。

 同品の主な特徴は以下のとおり。

  1. 金型加工で好評のボールエンドミル「SRF形」およびラジアスエンドミル「ARX形」用インサートを商品化し、高硬度鋼の仕上げ加工の高能率化と工具寿命延長により、トータルでのコスト低減が可能となる。
  2. 世界最高クラスの硬度を有する超々微粒超硬合金母材(Al,Ti,Si)とN高硬度鋼用ミラクルコーティングの組み合わせにより、耐摩耗性と耐熱性が飛躍的に向上し、特に超硬切削工具の適用が難しいとされていた55HRC以上の高硬度鋼において、信頼性の高い安定した加工を行うことができる。