メインコンテンツに移動

NTN、超大形軸受生産子会社を稼動、風力発電装置向け軸受を増強

 NTN ( http://www.ntn.co.jp )は10月、石川県羽咋郡で風力発電装置向けなど超大形軸受の完成品を生産する全額出資子会社「NTN宝達志水製作所」を稼動する。超大形軸受はこれまで桑名製作所で生産、順次増強してきたが、大型の建設機械や風力発電装置向けをはじめとする需要拡大に対応するため、今回生産子会社を設立、これにより超大型軸受の生産能力を倍増させる。

 石川県の同地区には、旋削工程を担うNTN 羽咋製作所をはじめ、鍛造技術を得意とする羽咋丸善、大形品の熱処理技術を持つ企業もあり、これら企業群の「もの造り」を活用し、新会社では軸受完成品までの全工程を行えるようにする。

 NTNでは先ごろ、産業機械向け軸受を拡販する目的から用途別に10業種のプロジェクトチームを設けているが、風力発電向け軸受もその一つ。同社では新会社を、戦略商品である風力発電軸受の中核会社として順次拡大していく意向。