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安川電機、ボードタイプコントローラの新機種を販売開始

安川電機「MP2101T」 安川電機( http://www.yaskawa.co.jp )は、高速・高機能のオープンモーションネットワークMECHATROLINK-IIIに対応したマシンコントローラ MP2000シリーズのボードタイプコントローラ「MP2101T」を11月10日から販売する。

 パソコンベースのシステム構成を必要とし、高速・高応答性を追及する装置で、サーボ軸数が多いアプリケーションを必要とする機械・システムに対して有効だという。特に、補間制御に加えて電子カム、電子シャフト機能が必要な多軸機械に最適。半導体製造装置、電子部品組立て機、 食品包装機、金属加工機などの用途を想定している。

 同社はモーションコントロールに最適な通信方法としてMECHATROLINKを提唱し、現在主流となっているMECHATOROLINK-IIは業界のデファクトスタンダードとして普及している。このような状況の中、市場の更なる要求に対して、標準化団体であるMECHATROLINK協会より新しい高性能・高機能な通信仕様としてMECHATORLINK-IIIが策定され公開された。

 この新しい仕様に対して同社は、09年10月にMECHATORLINK-III対応モーション制御モジュールSVC-01を製品化し、販売を開始した。
 
 このほど、MECHATORLINK-IIIに対応したパソコンベースでのモーション制御に最適なコントローラとしてCPUを高速化し、性能を高めたMP2101Tを製品化しMP2000シリーズに加えた。従来からのMPシリーズと合わせてMECHATORLINK-IIIで構築できる制御システムの形態の自由度を高めた。
 
 MP2101Tの主な特長は以下のとおり。

(1)最速で最高のモーションシステムをオープンな環境で実現
(2)パソコンと高い親和性
(3)通常のボードコントローラでは実現できないI/Oや通信対応の高い拡張性
(4)最高性能のサーボと接続し、豊富なアクチュエータをサポート
(5)アプリケーション互換でシステム構成の変更が容易
(6)統合エンジニアリング環境の提供
(7)高速多軸制御・高精度化を簡単に実現
(8)自由な接続形態
(9)セルフコンフィグレーションによる簡単セットアップ