NSK、高速・静音ボールねじ ミニアチュア大リードシリーズを開発

ball screw 日本精工(NSK、 http://www.jp.nsk.com )は、実装機や部品整列装置用に最適な、小径で大リードの高速・静音ボールねじを開発し販売を開始する。

 近年、半導体等の電子部品を基板に装着する実装機や部品整列装置では、機械の小型化と共にタクトタイムを短縮し、稼働率を向上させたいという要求が高まっているほか、部品装着精度も向上しており、精密な位置決めが必要とされてきた。

 今回NSKでは、ボールねじ軸を極力小さくすることによってモータの負荷を低減し、さらに新しい加工技術の導入により、小径ボールねじのリードを大きくすることを可能とした。またナットには、「高速・静音ボールねじ」として市場で高い評価を得ているエンドデフレクタ循環方式を採用、5000min-1までの高速回転を可能としている。これらの対応により、比較的短いストロークで使用される実装機等の用途では、リニアモータを凌駕する1m/s以上の高速・高加減速運転が可能となり、機械のタクトタイム短縮が容易になった。

 また、高精度な多点位置決めができるボールねじ駆動の特長を生かし、小型エアシリンダーの置換えも可能。

 NSKでは、2010年3月から販売を開始、2011年には2億円の売上を目指す。特徴は以下のとおり。

(1)高速・静音ボールねじで最小の軸径(φ6mm、φ8mm)に対し、業界最大のリード(8mm、10mm、12mm、15mm)を設定。エンドデフレクタ循環方式により5000min-1の高速回転と滑らかな作動性を実現した。この結果、リニアモータを凌駕する1m/s以上の高速・高加減速運転が可能となった。

(2)極限まで小さくした扁平ナットの対応により、フランジとナット幅を従来比で最大33%削減、装置のコンパクト化に貢献する。

(3)オプション仕様の樹脂製部品から潤滑油が染み出すK1の装着により、長期メンテナンスフリーを実現する。