ポリプラスチックス、液晶ポリマー重合能力を増強

 ポリプラスチックス( http://www.polyplastics.com )は、液晶ポリマー(LCP)「ベクトラ®」のポリマー重合能力を富士工場で5000t/年増強する。これにより同社のLCP生産では、ポリマー15000t/年、コンパウンド22000t/年の体制を確立することになる。中国を中心にアジアの需要が立ち直り、今後もLCPの2桁成長が期待されること、また新規の開発案件が次々と採用されつつあることを受けて、増強をきめた。

 LCPは高耐熱スーパーエンジニアリングプラスチックとして、パソコンや携帯電話など情報通信機器向けの電子部品を中心に幅広い産業分野で活用、特に電子部品の超小型化や、環境に配慮した鉛フリーハンダ使用の表面実装化に適合できる素材として、その市場を急速に拡大してきている。ポリプラスチックスではこの需要増加に対応するため、2008年5月には3000t/年の追加設備により8200t/年に強、さらにプラント運営の合理化と効率化を推進した結果、同年11月には重合能力が10000t/年に達するなど、富士工場のポリマー重合能力増強を逐次行ってきた。

 増設プラントでは、2011年年末には設備を完成、2012年初頭から商業運転を開始する。ポリプラスチックスでは、「現行設備を最大限活用しつつ、増設プラントの稼働により、市場の旺盛な需要に対する確実な供給体制を確立する。今回の増設は、アジアでシェアトップのサプライヤーとしての供給責任を果たすもので、これまで培ってきた生産技術を高度に反映させ、高いコスト競争力と高品質な製品を安定的に供給できる体制を構築するもの」としている。