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三菱マテツールズ、鋳鉄溝入れ加工用CVDコーティング材種の販売開始

三菱マテリアルツールズ「MY5015」 三菱マテリアルツールズ( http://www.mitsubishicarbide.com/mmc/jp )は、三菱マテリアル( http://www.mmc.co.jp )が開発、製造する鋳鉄溝入れ加工用CVDコーティング材種「MY5015」を販売開始する。

 溝入れ加工は刃先全体が被削材と接触するため、一般旋削に比べて刃先に熱がこもりやすく、特に高速切削では寿命が短くなる問題がある。溝入れ加工の耐摩耗性向上を目的に新開発された同品は、各種鋳鉄の溝入れ加工で寿命延長を可能する。

 主な特徴は以下のとおり。


  1. 高い耐摩耗性を有する微粒Al2O3+ナノファイバー繊維状TiCNからなるコーティング層と強靭な専用母材の組合せにより、耐摩耗性を大幅に向上。

  2. ねずみ鋳鉄、ダクタイル鋳鉄等の各種鋳鉄に使用可能。工具寿命延長、切削速度アップによる高能率化を達成し、加工コストの低減を実現。

  3. 安定した切削条件下では、炭素鋼、合金鋼の溝入れ加工の寿命延長も可能。