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三菱マテツールズ、ステンレス鋼加工用超硬ソリッドドリルシリーズの販売を開始

三菱マテリアルツールズ「MMS形」 三菱マテリアルツールズ( http://www.mitsubishicarbide.com/mmc/jp )は、三菱マテリアル( http://www.mmc.co.jp )が開発、製造するステンレス鋼加工用超硬ソリッドドリルWSTARドリルシリーズ「MMS形」の販売を5月10日より開始した。販売目標は、初年度1億円。

 同品は、難削材のひとつであるステンレス鋼の高能率、長寿命加工が可能。様々な用途に使用されるステンレス鋼は熱伝導率が小さく切削熱が蓄積されやすいため、従来ドリルでは切削条件を低く設定する必要があったが、同品は三菱独自開発のクーラント穴を適用することで安定した高能率加工を実現した。

 また、ステンレス鋼加工に特化した切刃デザインと専用PVDコーティング材種を採用し、優れた切りくず処理性と長寿命加工を実現した。

 主な特徴は以下のとおり。


  1. 三菱独自のクーラント穴形状にて、従来比2倍のクーラントを高速に吐出させることが可能となり、優れた潤滑、冷却性能を実現

  2. ステンレス鋼加工に特化したシャープな切刃で優れた切りくず処理性を実現

  3. 被削材との摩擦を低減する低抵抗マージンを採用し、安定加工が可能

  4. ステンレス鋼加工用に最適化させた新開発のPVDコーティング材種により、長寿命加工を実現

  5. 偶数径シャンクを採用し、使用コレットの集約が可能