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三菱重など3社が水力発電システム事業の統合に向け合意

 三菱重工業( http://www.mhi.co.jp )、日立製作所( http://www.hitachi.co.jp )、三菱電機( http://www.mitsubishielectric.co.jp )の3社は、水力発電システム事業の強化・拡大を目的に、当該事業の統合に向けて、具体的な検討を開始することで基本合意した。3社は、今後、合弁による事業会社を設立し、水力発電システムの販売・サービス、エンジニアリング事業、主要機器の開発・設計を統合して一貫体制を構築し、積極展開を図る。

 3社は、エンジニアリング・開発・設計機能の統合によって、水力発電特有の技術・技能の維持・伝承に向けた人的資源を確保するとともに、世界トップクラスの高速・大容量・高落差の揚水発電技術などの競争力を一段と強化していく。特に、電力の需給変動への対応性に優れ、今後市場ニーズの高まりが期待される可変速揚水発電システムにおいて、世界のリーディングポジションを目指すとしている。

 また、製造においては、3社の生産拠点を有機的に連係させるほか、海外拠点も開拓し、最適な生産体制を構築していく。

 事業統合により、市場ニーズを的確につかみ、最新技術を取り入れた製品の開発・提案を通じて、水力発電システム事業の強化・拡大を図るとともに、低炭素社会の実現と電力の安定供給を図る。